歌詞

作詞：藤井　羽優

作曲：奥原　佑太

赤い風に吹かれた 儚げに散る少女 口の端に触れる髪 そっと手を伸ばしてしまう 肌に張りつく空気の 湿っぽさに喘ぎ 彼女を見下ろす陽炎 目を閉じたあの子は ここで夢を見てたの 幼気な夏の、過ぎ去る春の 赤い衝動に押されて 飛び出してたの 目に映るのは 夕日に染まった海だけ 白けた空に吸われた 他愛のない微笑みを 甘いマスクに隠れた 愛のない瞳を 最低で塞いだ心を 撫でるように刺すその声を 雨に濡れたこの頬を 慈しむあなたが嫌い ここで夢を見てたの 私を忘れた優しい世界の 白い焦燥にひとり 笑ってしまったの 目に映るのは 夕日を抱く陽炎だけ