歌詞

作詞：ワタリタタラ

作曲：ワタリタタラ

作詞曲 / ワタリタタラ こんなに晴れた日曜日だから 何もかも悪い夢だったような ぎゅっと目を閉じて開けばそこで あなたがあの日のように はにかんでるような気がする 廃れた暮らしを 優しく殺していく さざなみによく似た何かの 正体はきっと無情と嘘 消せない想いは 掃き溜まって色褪せた 例えば埃を被ってる背表紙 あなたのこと思い出すのは いつも9月の 抜け殻みたいな真昼 蒼褪めた空は 泣きたくなるくらい綺麗 いつかの誓いを 飲み込んでいってしまう こんなに晴れた日曜日だから 何もかも悪い夢だったような ぎゅっと目を閉じて開けばそこで あなたがあの日のように はにかんでるような気がする 突然誰かが鳴らした クラクションで はっと我に返ると 知らない交差点の中佇んでた 古びた信号機が忙しく瞬いて 寄る辺ないこころ 酷く持て余してた 途方に暮れてしゃがみ込んで 帰りたい場所が どっかにないかって探してる 肌寒い夜風 気づけば秋の気配 見飽きた痛みが 身体を巡る音がした こんなに晴れた日曜日だから 何もかも悪い夢だったような ぎゅっと目を閉じて開けばそこで あなたがあの日のように 透き通った日々のように こんなに晴れた日曜日だから 雲ひとつない日曜日だから ぎゅっと目を閉じて 想えば胸のずっと奥で あの日のようにはにかんでるような あなたがいまも微笑んでるような 気がする 歩きませんか 次の駅まで 話しませんか この夜が明けるまで 絶望や喪失は何度も やってくるんだろう だから祈りませんか 光の中の明日を こんなに晴れた日曜日だから