歌詞

作詞：SHIKI

作曲：霧切酢

涙色、束の間に滲む。傘は置き去りにした夜。 「さよなら」は夢の跡消すの？　ぽつり、水彩、塗り潰し、染め。 絡む曖昧と言の葉で積み木遊び　踏み絵散らかして ほら　吹き荒ぶ風に巻かれて　花唄を口ずさむ。 こころの奥底に墜ちた　約束を空へ返しても　絶えず流れて溢れ出すこの音色 滴る雫をなぞって　忘れた思い達と泳ぐ　途切れ途切れの通り雨　眩しくて。 右手にはよく似た愛と、左手には秘め事。 水溜まり　沈んだ嘘と本当　全部明日晴れて無くなれ 青い飴玉　赤いレインコート　夢は毒の味　 最後の呪文　警告を添えて　色違いの戯言 切れ間の無い雨の音に　隠した誰かの呼ぶ声を　閉じ込めたまま　溜息　繋ぎ合わせ 宛名の無い文したため　読み返しては胸にしまう。破り捨てた　午後二時の傷跡 移ろう気紛れな空を　指折り眺め待ち続けた　答え合わせはやめておこう　もうこれ以上。 水玉模様の落書き　一粒　ほろりぽろり　はしゃぐ 届かないから いつまでも空に焦がれて、