
最後の決闘
大森弥希歌詞
作詞:大森弥希
作曲:大森弥希
その日 事務所は静まりかえって 冷めたコーヒーを飲んで 暗い夜が忍び寄る頃に その手紙は届いて 覚悟はしていたのに 胸が重たくなって 銃を手入れしながらも その手は震え続けて いつか来ると思った その日がついに来た 誰もが笑った 一人で向かった 誰もが笑った 一人で走った 夜の通りは霧がたちこめて 人ひとりいなくって 黒い猫が横切っていくのを さめた気持ちで眺めて スーツのポケットに入れた銃の重さを 歩くたびに揺れるその感触で確かめて 今日の天気はどうだい 死ぬのにちょうどいいかい 誰もが笑った 一人で向かった 誰もが笑った 一人で走った 波止場に奴と俺は二人で 無言でただ向き合って 宙に投げたコインがうつろに まわりながら落ちていって 銃に手をかけながら 今更に少しだけためらって 背中合わせになり 歩きながら1・2・3と数えて そして 振り返ろうか
アーティスト情報
趣味で小説を書いたり、曲を作ったり、ベースを弾いたりしています。











