トップが語るEggsのこれまでとこれから Eggs×TOWER RECORDS

アーティストのネクストステップを応援したい アーティストのネクストステップを応援したい

タワーレコード×エッグスのトップがEggsを振り返る タワーレコード×エッグスのトップがEggsを振り返る

次世代のアーティストの音楽活動を支援する「Eggs」は、2015年のローンチから今や2万5千組のアーティストと40万人以上のリスナーをつなぐ存在となった(https://eggs.mu/)。
無料の音楽配信やオーディションへのプラットフォームとしてだけでなく、CDリリース、ライブやプロモーションのお手伝いまで、ネクストステップへ向けたさまざまな機会も用意されている。
最近では、個人でもApple Music、Spotify、LINE MUSIC、レコチョクなど世界へ向けて楽曲配信できる「TOWER CLOUD」(https://towercloud.jp/)もスタート。

そんなEggsは、どんな想いでスタートし、運営されているのか。タワーレコード株式会社の嶺脇育夫社長と株式会社エッグス社長の柴崎栄太郎にスタート当初を振り返ってもらった。

音楽の初期衝動を僕たちが救い上げる 音楽の初期衝動を僕たちが救い上げる
2015年8月30日。整然とした埋立地に、潮風が心地よく吹き流れる「新木場STUDIO COAST」(現「USEN STUDIO COST」)の周辺には、10代の若いアーティストと彼らを応援するファンの“熱”が渦巻いていた。

タワーレコード、レコチョクがNTTドコモと作った新人アーティストの発掘プロジェクト「Eggs」が、TOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」と共同で企画した、10代限定のロックフェスティバル「未確認フェスティバル」が開催されていたからだ。

「現代の子たちって、めちゃくちゃうまいなあ、とステージを見ながら思いましたね」とエッグスの代表取締役をつとめる柴崎栄太郎は振り返る。

「MCやサウンドも、昔のバンドマンと変わらずアツいなぁと感じられてなんだかうれしかったですね(笑)」と言葉をつなげるのはタワーレコードの社長、嶺脇育夫。

Eggsもうひとりの産みの親で、Eggsにとっては欠かせないキーパーソンだ。

「僕は上京したての80年代にプロ・アマ含めとにかくいろんなバンドを見に行ってたんです。デビュー前のブルーハーツを鹿鳴館で観ることもできたり…あの頃の衝動を思い出しましたね」(嶺脇)
タワーレコードとレコチョクだからこそ、Eggsが生まれた タワーレコードとレコチョクだからこそ、Eggsが生まれた
Eggsプロジェクトは2015年に生まれた。その仕組みはこうだ。

中心にあるのは無料音楽配信アプリ・Eggs。アプリをダウンロードした人ならば、そこにアップされているインディーズの音源は誰でも聴き放題。
新たな音楽とファンの出会いを促すと共に新しい才能をエッグスやタワーレコードのスタッフが発掘。そこからライブやフェス出演の機会もある。

さらにタワーレコードからCDリリースのチャンスやレコチョクをはじめ、Apple MusicやSpotifyといったDSP(Digital Service Provider)への音源配信までフォローする「TOWER CLOUD」まで、手厚くインディーズアーティストを支援する。

「それまでのインディーズでは、CDを自腹でつくって店舗に持ち込む、というとても負荷の大きいやり方をしていた。それが、アプリに音源をアップすればOK。再生回数が増えれば、目立つ場所に押し出されていく。夢へのファーストステップを踏み出しやすい新たな場が作れたなと思います」(嶺脇)

柴崎がこれを受けて言う。

「若いリスナーが自分たちで同世代のインディーズアーティストを掘り起こして、応援して、ヒットに繋げる。こうしたエコシステムを活性化できるプラットフォームをつくりたかった。それがEggsの構想だったんです。ただ、当時、僕らにはインディーズシーンに参入するツテやノウハウがない。『じゃあ身近でインディーズシーンに強い会社は?』と考えたら、タワレコさんしかなかったんです。僕自身、ずっとインディーズロック好きで、タワーレコードは憧れのブランドでしたから(笑)」(柴崎)

1979年に日本上陸したタワーレコードは、輸入盤をメインに大量のレコード、CDを売るメガストアスタイルで席巻した。同時に、今も昔も優れたインディーズアーティストを掘り起こし、各地のタワーレコード発で火を付けるキュレーターの顔もまた有名だ。

「もともと『ブランドはグローバルで、ビジネスはローカルでやれ』と創業者のラス・ソロモンさんが言っていたんですよ。それが根っこにある」(嶺脇)

だからタワーレコードはチェーンストアながら全国にある各店舗のスタッフが独自の嗅覚でアーティストのCDを仕入れ、リコメンド。アツい手書きPOPが有名なのも、思い入れが別格だからだ。

90年代にタワレコ心斎橋店にいた嶺脇は、当時を思い返して言う。

「タワーレコードは立地のいい場所に店を出せなかった。だから自然と音楽もコアな方向に進んでいった。当時ミリオンを連発するメジャーが逆に100枚も売れなかったね。『じゃ何が売れるんだ?』と分析するとインディーズ。そもそも輸入盤を求めて訪れる音楽好きが多い店ですからね。ならばと各店舗のスタッフがどんどんインディーズを“掘って”プッシュする。MONGOL800なんかはまさにそれで、那覇店のスタッフが推したのをきっかけにミリオンヒットにつながっていった。そうした流れが今も続いているんですよ」(嶺脇)

一方でレコチョクとの協働は、タワーレコードからみても魅力があった。

「リアルだけじゃなくデジタルの世界でも、インディーズのサポートに力を入れるのは僕らのミッションとも重なる。パッケージソフト以外のデジタル領域にももっと踏み込みたい思いもあったんです」(嶺脇)

2015年のEggs立ち上げは、こうしていろいろな熱を帯びて、スタートしたのだ。
各地で感じたインディーズシーンへのタワーレコードの影響力 各地で感じたインディーズシーンへのタワーレコードの影響力
Eggsのサービス設計の思想は「敷居を低くする」だった。
いわゆるトップインディーズと呼ばれるセミプロばかりでなく、学校の軽音部までアーティスの裾野を広げれば、自然と賑わいと熱が生まれる。母数が大きいほど、その頂点に立つトップインディーズも注目されると考えたからだ。

「だからアプリにはどんな音源でも気軽にアップできるようにした。YouTubeリンクでもいいくらい。とにかく曲をアップしてもらおうと」(柴崎)

また、タワーレコードとのブランド連携を図るため、ロゴやキャラクターのデザインは「NO MUSIC, NO LIFE.」などを手掛けるクリエイティブ・ディレクターの箭内道彦氏(風とロック)に依頼。これもEggs立ち上げ時のこだわりの一つだった。

また、インディーズ支援のプロジェクトは、地元プレイヤーとの連携・協働が必要不可欠だと考え、Eggsの紹介や協力を依頼するため、全国のライブハウスやラジオ局への挨拶周りも徹底して行った。

「改めてタワーレコードの影響力を感じましたね」と、そのときを柴崎は振り返る。

「まずは地元インディーズシーンに精通している各地のタワレコスタッフの方々に味方になってもらいたいという想いがありました。実際にライブハウスやラジオ局の方などと話してみると、地元のタワレコを中心に地域のインディーズシーンを盛り上げる取り組みがすでに行われていて、我々はそれをデジタルで後押しさせてもらう形でスムーズに各地のインディーズシーンに参画できました」(柴崎)

全方位的な動きで、Eggsのアーティストとリスナーを増やす活動をするうち、大きな幸運と出会う。

「それが『未確認フェスティバル』だったんだよね」(嶺脇)
大規模なオーディションと組めた巡り合わせが未来へとつながった 大規模なオーディションと組めた巡り合わせが未来へとつながった
TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」とコラボレーションしていた10代限定のオーディション型フェスティバル「閃光ライオット」終了の一報が飛び込んできたのは、まさにEggsを立上げた2015年だった。

2008年から毎夏開催されてきた「閃光ライオット」の人気はすさまじく、ステージに立つ先輩の姿を見て、翌年は後輩がチャレンジするという部活やサークルも多く、音楽を志す10代のアーティストなら誰しも一度は挑戦する登竜門的存在であった。

「プロデューサーの方がEggsプロジェクトの噂を耳にして一緒にやれないかと訪ねてきてくれたんです。もちろん『やりましょう』と即答。今でも本当にすごい巡り合わせだと思っています」(柴崎)

このタイミングで同イベントは10代限定夏フェスという意思はそのままに、「未確認フェスティバル」と名前を変えて、再スタート。

フェス出演に向けたオーディションはすべてEggsのプラットフォームを使うことに。それまでは楽曲をCDなどに入れて郵送での応募だったが、このときからWebで楽曲をアップロードすることで、アーティストはより簡単に応募することができた。
一方、リスナーは全応募楽曲をEggsアプリでリアルタイムに聴くことができた。

「敷居を低く」――この構想はドンピシャだった。
これまで以上に応募者が殺到。Eggs上に一気にすばらしい楽曲が集まり、リスナーも急増した。「ロード・トゥ・新木場」を合言葉にフェスも、Eggsも俄然盛り上がった。

その翌年は、関西のインディーズフェスの代表格であり、日本最大級のライブ・ショーケース・フェスティバル「FM802 MINAMI WHEEL」にもスポンサード。「オープニング・フリーイベント」出演の座を賭けたオーディションへ参加するためにEggsを利用するアーティストやリスナーは全国区に拡大していった。

良い循環が周りだして、今に、そして未来に続く。

「2018年からはフジロックの『ROOKIE A GO-GO』という新人発掘ステージのオーディションに『Eggs』を採用いただき、その影響でさらに1,000組以上のアーティストが増えました」(柴崎)

「うれしいですよね。若い才能がどんどん生まれ育つ、この流れをとめたくない、加速させたい」(嶺脇)

あの夏から6年。「未確認フェス」が輩出した当時10代の才能たちは、現在、音楽シーンの最前線で活躍している。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け「未確認フェス」は2020年、2021年と開催中止を余儀なくされたが、Eggsでは日々多くの楽曲がアップされ続け、今日も新たな才能との出会いが生まれている。

音楽の初期衝動をネクストステージにつなげるために、次々とアーティストファーストなサービスを展開するEggs。
2019年にはタワーレコードとレコチョク共同で株式会社エッグスを設立、翌年にはアーティスト活動をトータルでサポートする「TOWER CLOUD」(https://towercloud.jp/)をスタート。
タワーレコードとの協力体制がより強化され、全国のタワーレコードの目利きバイヤーがレコメンドする「Eggsレコメン」、タワーレコード限定店舗で厳選したアーティストの自主盤を販売する「Eggs choice!」などを展開している。

Eggsアプリ」のフルリニューアルやオンラインフェス実施、オーディション開催など、アーティスト支援の動きも加速させている。

これからもEggsはアーティストの音楽への初期衝動や情熱とともに走り続けていく。

■タワーレコード株式会社 
代表取締役社長 嶺脇育夫

1988年にタワーレコード入社。複数店舗でバイヤーを経験後、1994年心斎橋店店長に就任。98年、渋谷店と並ぶ大型店・新宿店のオープンに際し、リジョナル・マネージャー兼新宿店店長に就任。2004年執行役員、2005年取締役、2009年より最高ブランド責任者兼最高情報責任者として、広告宣伝、オンライン、ディストリビューション事業を統括し、2011年2月より現職。

■株式会社エッグス 
代表取締役社長 柴崎栄太郎

1997年東京理科大卒。建築、広告、マーケティング業界などを経て、2008年にレコチョク入社。以来、定額制音楽配信サービス立上げに伴うレコード会社へのコンテンツ営業や宣伝などを担当。2015年には「Eggsプロジェクト」を立ち上げ、2019年に株式会社エッグス設立と同時に代表取締役就任。

TOWER CLOUD

とは

登録料無料で、Apple Music、AWA、LINE MUSIC、Spotify、YouTube Music、レコチョクなど世界の音楽配信ストア楽曲を配信・販売収益を得ることができます。

さらに、様々なサポートでアーティスト活動を支援します。

■タワーレコードでCD販売のチャンス
タワーレコードのバイヤーが音楽を聴き、全国の主要店舗・オンラインでCDが販売されるチャンスがあります。

■プロモーションサポート
タワーレコード店頭、ラジオ・テレビ・雑誌・WebなどでTOWER CLOUD登録アーティストを紹介します。

■ライブ出演のチャンス
Eggsが主催・協力するライブイベントへの出演をお声掛けします。

サービス開始1周年の感謝を込めて、来年2022年3月31日まで「配信収益100%還元キャンペーン」を実施!

https://towercloud.jp/

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