歌詞

作詞：油屋大繁盛

作曲：油屋大繁盛

貼り紙禁止の貼り紙ばかり 八百町八番地、路地裏通り 食い残した昨日は黴を着込み 身も蓋も無い塵箱へと、おやすみ 腹とがま口に孕んだ鐚一文 乾涸び空返事 俯く背中に言葉が一つ 「あんたも同じか、そこの少女 そうだ、抜け出そうぜ 八百屋さんで 飛び切り甘い果実を一つ 万引き狼の大強盗」 脈打つ時計仕掛けの檸檬 さあ 辛労辛苦の大脱走 手錠と刑期にさあメスを入刀 一二サンデードライバー大暴走 掻っ攫った襤褸車かっ飛ばしてこうぜ 空き缶引っ提げて 乾果廉価柑 底ついた瓦斯倫車はさ 乾涸びきった空き缶みたい 息を吸っては錆ゆく身体 遠くで小火ける警報灯 八百町八番通り 法螺御存知の通り 救いなど無い 然れど、愛も変わらない 「愛が犯罪なら死刑で逝こう 履気狂いでもいい、靴擦れでもしよう 血み泥の足を洗うのは 最期の口づけの後にしよう」 犯罪婚約者の大往生 四方発砲、囲む駄犬に御手手掲げ 法螺大根役者ばりの大反省 「あいや暫く、こりゃあ失敬湿気死刑」 指折り勘定大爆発まで 十九八七六五四三二 一世一代のあなたを噛もう 鐚檸檬苦一文はもういいよ