百夜錯乱

サハラ
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楽曲解説

鄙びた廃墟の遊園地に、狂乱のサーカス一座。観衆の集団は罹患者の群れ。どこかへ導かれるように、彼らは操られさまよい、ひとり残らず連れ去られる。今日もどこか誰も知らないところでサーカスは開かれている。迷い込んだあなたは出てこられるかな?

歌詞

作詞:水沢糸音・Tajima Yohsuke

作曲:Tajima Yohsuke

心ここにあらずと言うけれど 元々心はどこに在ると言えるのか 視えるハズのないものが視えるのは 聞こえるハズのないものが聞こえるのは オカルトチックなピエロが言いました 「僕の鼻の色は赤く見えますか?」 ブルーのライトにグレーの鼻が見えました 「見えてなかったらこちらに来ませんか?」 閉鎖的な壁に遮られ 舞台袖は暗闇の袋小路 走ってみた でも逃げ場もない 火のような花びら撒き散らした 狂乱の夜は ぐるり巡り巡る罹患者の群れ 止まらないメリーゴーランド ラッタッタ 嵐の夜は ぐらり揺れに揺れ反逆者の群れ 止まれない観覧車 ラッタッタ 暴れ回る木馬が火花散らした 焼け焦げた匂いが辺り一面に 迸る電光石火にカボチャ頭 斬り落とされる志願者が長蛇の列 ぼうっと燃える松明に照らされて ゆらゆらと生い茂った木々の影 叫んでみた 誰も気づかない 火のついた輪の中くぐり抜けた 騒乱の夜は ずらりめくるめく狂信者の群れ 落とせないジャグリング ラッタッタ 数多の夜は するり転げ転がる弱者の群れ 降ろせない曲芸師 ラッタッタ 歩き出した ふらり仮面被った偽善者の夢 降りれない綱渡り ラッタッタ 暗がりに紛れてる無数の目 今か今かと視線が射抜いている 喚いてみた 何も起こらない 火の灯った真夜中に踏みこんだ 狂乱の夜は ぐるり巡り巡る罹患者の群れ 止まらないメリーゴーランド ラッタッタ 嵐の夜は ぐらり揺れに揺れ反逆者の群れ 止まれない観覧車 ラッタッタ 泡の世に ふわり弾け始める策士の揺れ 網のない空中ブランコ ラッタッタ 悲劇のように ぐさり桜散る狂言者の胸 突き刺した猛獣ショー タラッタッタ

アーティスト情報

しがないソングライターです。実は他にも色々やってるんですけどそれはさておき、純粋に楽曲を載せていけるところを探し求めてこの地へ辿り着きました。風の吹くまま、雲の赴くままに、音の鳴り止まない世界を漂っております。果てのない創作がどこかに収束するまで、走り続けてみよう、そんな思いを胸に。

shea

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