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作詞:LITZER
作曲:LITZER
お気に入りの喫茶店の 窓辺は陽が当たらない 強い日差しと 涼しげなふたり 帰る理由もなく 浮べるのは夏の思い出 わびしく寄せる 秋風に揺れながら 色褪せてく思い出なんて ひとつもないほど あたたかい海の底で わたし溺れていたわ 今日は陽が 沈み始める前に帰らなきゃ どっちつかずの 茜空に期待しちゃうから 暦上は秋らしい わたしの心を置いて アイス珈琲に ミルクを注ぐと 濁ったガラスの 向こう岸にあなたの 後ろ姿と 雪景色を見たんだ 色褪せてく思い出なんて ひとつもないから 夕凪の中 いつまでも抜け出せずにいるわ それ以上染まっていくなら 姿見せないで 今年最期の 蝉の声が切な過ぎるから トンネルを抜ければ 雪国が待っている 新しい暮らしの中で 季節は巡り 僕は時々 夏の思い出を便るよ 色褪せてく思い出なんか ひとつもないほど あたたかい海の底で わたし溺れていたわ それ以上散っていくなら 姿現さないで 木枯らしが吹き始めては もう手遅れなの
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