歌詞

作詞：村上悠介

作曲：村上悠介

とりあえず世界は 壊れてなくなったが 掻き集めた欠片は、 やけに足りないような気がした 酷く澄んだ青い空の下 懐かしいこの街は、 俺より齢をとる 「素晴らしいことだろ？」と 外面だけ着飾る 錆びついたコンテナが 置き去りの路地裏では 泣き虫のあの子が、 今日も光を失ってる さっきまで喚いてた 泥塗れの豚共が いやに静かになったな 「お望みのエサは見つけたか。」 とりあえず世界は 壊れてなくなったが 掻き集めた欠片は、 今日も足りないような気がした 憐れ、人は今でも 醜い生き物だな 見つからぬ欠片はやつらが 食い潰したのだろうか ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ 全部集めようとしていた そしたら、いつか、あの時の 世界が取り戻せると信じていた 回りまわる世界で はぐれていた秩序は ゴミ溜めに根を張り、 小さな花を咲かせ生きるのだ とりあえず世界は 壊れてなくなったが そんな花がいつかは、 意味を見つけ、種を落とすのだ とりあえず世界は 壊れてなくなったな 掻き集めた欠片は、 やけに足りないような気がしたが そうか、お前も集めていたのか 今日も澄んだ青い空の下