歌詞

作詞：岩木　仁孝

作曲：岩木　仁孝

風吹く明日に 一から百まで手取り足取り 教えられたら息がつまるな 声を枯らして駄々をこねるのを どうして僕らはやめてしまったんだろう 並べた言葉に呼応してしまった昨日を 十年後も僕は覚えていられるかな 放課後のグランドに集う光たちを 懐かしく思えなくなったのはいつからだろう そっと目を閉じ 闇の中  けれどそこにも光はあって 手を透かしてみるんだ 例えばよくある暮らしの１ページに 想い抱くイメージは十人十色で 今はまだわからない でもそれがどんな風かは あなたの横顔に示されていて 最寄りの書店に この旅のガイドブックを 置いてはいぬものかと 寄り道してみたり ６月の特有な匂いに似たような 生乾きの気持ちを 隠しているのは知っているよ 強がりや意地っ張りも 全部脱ぎ捨ててしまえる 強さもいいんじゃない 向かい風の中を辿る途中 真っ赤に燃えたこの血潮のぬくもりに 出会ってしまった 忘れたつもりだった でもゲームみたいにリセットなんて選択肢はない 謎めいて 彷徨って 種も仕掛けもない そうわかっているのに また 絡まり合って解けない 二つ目の交差点を曲がれば別々の方向へ 答えのないまま つまらない芽をそっと抱きながら 放課後のグランドに集う光たちを 懐かしく思えなくなったのはいつからだろう そっと目を閉じ 闇の中  けれどそこにも光はあって 手を透かしてみるんだ つまらない芽をそっと抱きながら