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レコードも、エレクトリック楽器も、最初に生まれるのはごく微細な信号なのです。それを増幅した時に美しい音楽として聞こえるのです。 世間の常識や慣習、他人の目といったもの達が自分の中で大きい声になる時、自分にしかわからない、ほんのかすかな思いや感情が押し殺されていませんか。 もしも日常が辛かったりつまらないのであれば、自分の中の小さな声にまず耳を傾けることが、いつかやがて多くの人からの「あなたの声を聞きたい」「あなたの考えを聞きたい」という声に変わり、あなたが誰かを癒したり明るく照らし得る未来につながるのかもしれません。
作詞：尾林星
作曲：尾林星
あおくあおく月が照らす道 返せない重い荷物 はやくはやくペダル漕いで今 たどり着け 君が笑う部屋に 耐えきれない自分に がっかりしてた毎日 声の大きい誰かに 言いくるめられて 森にも木にも氣づかない 目を開けて見る夢で 君の美しさ知った時 全ての願いは叶ったのさ もえるもえる山の薫りから いま甦る 夏の亡霊 しろくしろく棚引くスカートを 空に投げ踊る 君の歌声の中 「平気よ」という度に 心に涙がたまる 自分の中の幼子をそっと抱き上げて 穴の空いたバケツじゃ 砂のケーキも作れないけど 君の熱さに触れたとき 国境だって溶け始める 見たことないもの見るために すべて忘れたのかい? あおくあおく月が照す道 自転車押して君と歩く ずっとずっと君を見ていたい 色んな服で 色んな角度で あまいあまい誘惑に途切れた 書きかけの物語 あおくあおく夜が明ける頃 ここで会おうよ 君を映した世界で
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