歌詞

作詞：吉村知紀

作曲：吉村知紀

なあ考えていることがあるんだ 偶然にも出会ったんだ僕ら これからどこか行かないか 電車に揺られて30分も経ってた お気に入りのミニアルバムはもう終わってた 一世一代の賭けに出掛けた僕のはずが 窓に映った顔は『叫び』に混じっても 馴染むぐらいに歪んでいた アトリエと床の作品と君の残像 色彩感覚なんてない 君をあらわす色なんてない でも 芸術家 芸術家になって この気持ち額縁へ 現実は現実派のもので 電車の景色が知らせる 君に少しずつ近づく でもまだ会えないな 僕はまだ芸術家じゃないんだ ああでもない こうでもない そんなうちに初めまして 君の過去なんて知らない 僕の過去 君のこと話したい とりあえずそこのお店で これからのこと話そうよ 趣味は？好きな画家は？恋人は？ 君は今何してるの 夕暮れ時 アイスティを透かして覗いた街 帰宅ラッシュに鳴り止まない改札 話すことはもう尽きた なあ考えていることがあるんだ 偶然にも出会ったんだ僕ら これからどこか行かないか 憂鬱さは隠したまま 誰もが抱えていたんだ 耐え難き痛み抱えているんだ 隣に君はもういない 笑えなくなった僕しかいないけど 芸術家 芸術家になって この気持ち 額縁へ 君と過ごした日々は胸に閉まって ここが新しい居場所だ 新しい仲間もいるよ でももう会えないな この気持ち見えるんだ 僕は今芸術家になるんだ 氷が溶けきってしまう前に