歌詞

届くはずもない声はとうに宙に弾けて散った 真下に絡み付いた黒い蔓が拙いボクを離さない　　　 理由は闇の中 沼に足を取られて　　　　　　　 深く深く潜っていくだけだった ふと目が醒めると無駄足ばかり くるくる止めどない延長戦で闘っていた 何もかも色褪せる一方 長いものに巻かれた宙ぶらりんな様は変わらぬままで ずっとずっとボクは空っぽだ 息を潜めてモラトリアムに溺れてる 中途半端に生き延びているだけのただのボクを壊して 降り注ぐエゴも期待に満ちたその目付きも もういい加減にしてよ 誰も何も知らないくせに 寝惚け眼は情報の波に踊らされ甘い蜜に集った 群衆の一員と化したボクは 後ろめたさに拘束されたまま悲しみの淵に沈んでいく 落書きみたいな生き様は しょうもないそしてもうどうしようもない 微笑んだアナタは残像だった 見え透いた事だったでしょ 憂う気持ちを寝かせつけよう 見て見ぬ振りしてた方が容易いんだ 静かに馬鹿を気取る方がいい 灰色の視界にしがみ付いて子供騙しをいつまで続ける 「終わらない幻想を」 その胡散臭い笑顔に笑った 息を吐いて日常の中に溶けていく 五里霧中な日々はいつか終わりが来るのかな 押し付けられた外面に死んだような目を返して もうやめにしよう 誰も何も知れないのだから 息を潜めてモラトリアムに溺れてる 中途半端に生き延びているだけのただのボクを壊して 降り注ぐエゴも期待に満ちたその目付きも もういい加減にしてよ 誰も何も知らないくせに