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ランタン
EZ4U

歌詞

作詞:EZ4U

作曲:EZ4U

さらば都会の喧騒と香り 名残惜しいものじゃない バックパックに幻想を詰めて旅立とう 天気予報は晴れのち雨が降ると告げても 走って走って走って逃げ出そう いくつもトンネルを抜けて山を超えて 次第に黒い雲に追いつかれた 降り出した雨が髪を濡らし 暗い森の中に火を灯す ランタンが照らした光が 雨粒と重なり弾ける 木の葉を叩く音に乗って 止まない雨を恨みはしない 泥の足跡を連ねて 何者でもない自分を捨てた 振り返してみると悲しいことだけ 忘れられずにいた アルバムを炎に焚べて 泣き出す 天気予報は雨のち雨が降ると告げても ランタンの光は消えやしない いつも足を取られてもがいていて 人ごみに潰され混ざっていた 水滴が輪郭を優しく撫で 自分の形を思い出す ランタンが照らした光が 僕の形の影を描く 誰でもない自分自身を 止まない雨を恨みはしない 向かう道がわからずとも 光が目の前を照らしていた 息の吸い方を忘れて 手の振り方を忘れて 歩き方を忘れて じたばたともがいて嘆いて 戻れるかな アスファルトと 淀んだ空気の電車に 僕の形を保ちながら ランタンが照らした光が 帰り道を優しく示した アスファルトの道を歩いて 止まない雨を恨みはしない 傘の音に足音を重ね 誰でもない自分を笑った

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