
俺には
あわげんた楽曲解説
俺には何もなかったのか 夜行する電車の窓に揺られて 透ける無数の顔から選ぶのは 誰、俺、君か? 謗り免れ世を憚ることうん十年 のち手元に残った 誇りと僅かばかりのイメージ いかれてる街の景色の妙 穏やかでいられぬ俺たちの夜を 君にも知られたいから今 そういう変化も愛せるぐらい 溶けた時間の中に描いてた あれ、これ、そうそれ いつの間にやら上手くなった嘘に 自分が騙されていたのか しかし我慢は上手くもならずに 消えぬ焦り苛立ち 越えられぬ壁を越えてゆく今日 縮んだ胸にも迸る情 街に溢れる夢の残骸を 忘れていたあの頃の心で 掻き集めていく いかれてる街の景色の妙 穏やかでいられぬ俺たちの夜を
アーティスト情報
弾き語り。 東京。 好きな作家は夏目漱石と安部公房。











