歌詞

息を吸い込めば 甘い香りが鼻を刺した 優しい顔を思い出すくらい 独り、ぽつり、悲しい夜に そっと泣きましょう 命を吹き込んだ オレンジの光は 夢を照らして涙を写し出していた 辛い、暗い、長い夜に ずっと泣きましょう ちぎれかけのフィルム 兎を抱いた狼 止まったエンドロール 空白の3分 くずれかけの鼓動に 後悔を乗せては ふらついた足取りで やっと辿り着いたんだ 深夜食堂とレモンティー あたたかい光と愛情が溢れ出して 微笑む檸檬を握りしめながら 暗がりの中でその目を見ていた 涙が枯れるまでここにいてもいいよ いいよ いていいんだよ 甘く濃い、哀 手を強く握る 少しばかりの勇気を ティーポットに詰めて 口角上げて歩き出した 弱いままの明日には 手を振ったんだ 燻るタバコと 禁煙の札 チカつく蛍光灯が 照らすシャングリラ 今は届かない声が いつか届きますように 愛を注いで止まないんだ 君の手が震えて 消えてしまいそうな時も 苦いレモンを愛せなかったのは きっと今はまだあいを知らないから 苦さを忘れるまで ここにいてもいいよ 隣に僕がいるから いつしか愛をわすれかけて 消えてしまいそうになって 泣いてしまった君へ届けよう 独りだと思ってしまって 目が開けないこともあるさ 苦しくて辛くて消えたくて そんな夜は またここにおいでよ 優しい香りを贈るよ 愛を 愛を あいを また君に贈るよ