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作詞:端希
作曲:端希
退屈な日常に滲む 「不十分」に気付かぬ僕は また深海へ逃げる ただ画面の向こうを羨んで 都合の良い奇跡を願ってる 指を咥えたまま 幾ばくかの希望たちが 両手からすり抜けて 掬い上げて残った現実が 慌てる僕を見てた あの日の夜を 僕が乗り越えたか疑ってる 溺れ慣れた羨望が僕を呼んで 薄曇りの空の下へ まだ現実が睨んでる ひとつ残らず捨ててゆく 「二度と失わぬように、持たぬように」 心地良い矛盾さ そうか、生きている実感は きっと傀儡の僕を見捨てるんだろう また嫌気が襲う 後回しの習慣も 腫れ上がる憂鬱も どこまでも僕に僕を感じて 気だるさが窓を叩く 満ち足りない日々を 汚れながら埋めてゆく 育ちきった生意気すら僕は 見て見ぬ振りをしてる 変わらぬ夜明け、 曖昧な感傷に飲み込まれて また今日も平凡過ぎる僕だ 眩しいものが遠すぎて あの日の夜を 僕が乗り越えたか疑ってる 溺れ慣れた羨望が僕を呼んで 薄曇りの空の下へ 僕らの日々は執拗に過ぎて 産み落とした 数だけいずれ歪んでく
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