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作詞:岩下 友紀
作曲:岩下 友紀
荒廃した、街並み 汚染された大気 ガスマスク越しの視界 曇った君のまなざし 未来に期待なんてしてるようなあんたに どうせこの世界ではまともに息もできない 火星移住を始めると発表されたあの日 無能なものはこの地球に残される然り わかってる人類選別 にあぶれた者たち つまるところ、捨てられるこの地球と同様に 宇宙船が飛び去った昨日の夜に 壊れかけのラジオ ノイズ交じりの咳払い 夕焼けがどこか寂し気に孤独を歌い 時が経てば経つほどに置いてけぼりを自覚し そんなSF小説を殴り書きの白紙 カッターナイフで書いた涙の跡も然り 僕ら相変わらずこの部屋に引きこもり 時間だけが過ぎてただ空しいああ無情に 生きている 窓から見る あの頃の 面影を それとなく 鏡見る 過去遠く しがみつく 何となくそれを眺めていたんだ いつかきっと報われる気がしたんだ 根拠なんてどこにもないって分かってた それでも僕ら信じるしかできなかった いつかあなたがくれた言葉のように あなたが差し伸べた掌のように 明日を生きるためのわずかな光を 明日を生きるためのわずかな光を やるせない雨が 降り注ぐ今夜 お救いくださいと願う 弱い僕らをどうか ここには救いを求める当てなんてないから 多くのものは神だ仏だと縋った 不法投棄された街の教会で未だ 讃美歌が歌われていることを批判した 隣人は次の日には姿を消した そんな風な世の中だと僕は憂いた この街を 風刺する 虚ろな目 の少年は 忙しく 書き綴る 今日の詩を 生き死にを あと一歩だけこの場所を踏み出せたら なんて思って時間だけが過ぎた 終われなかった夜の後に来る朝焼けは 僕らには酷く惨めに思えた 縋る何かが僕らには必要だった そのためにいつだって言葉にしたんだ それがただ唯一の希望だった ここに唯一つなぐ絆だった この地球で生きているあなたが 今消えてしまいそうなあなたが どうか救われますように どうか報われますように もう諦めてしまうのも仕方ないか 歩き疲れてただ立ちつくしているけれど 僕は歩くよ あなたを見つけに行くために 期待をかける者もない 時代は欠けて戻らない 立ち尽くすばかりだ 忘れ去られた地球で 希望と呼べる何かを 昨日を壊す何かを 僕らずっと探した 君もきっとそうだろう こんな荒野の中で こんな後悔の最中で 無くしたものは光か 夢か希望か どうせ生きてくのならば アスファルトに咲いた小さな花のような 地面を這い生きながらえる虫のような まるで生きている心地はしなかったんだ それでも結局は生きていかなくちゃ それに気づいたんだ今は歩こうか この地球では僕らいつも孤独だから 明日を生きるためのわずかな光を 明日を生きるためのわずかな光を どうか どうか。
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