歌詞

作詞：K.A.Z.U

作曲：ぴえん兄弟

「なぁどうしたらよかったんだよ」 最後のページを 灯りのない部屋でめくる もう全てどうでも良くなっていたのに 「私は大丈夫だよ」って泣きながら笑う君の 最後の嘘は皮肉にも　僕の心をつき刺さしました 「全部消えて無くなってしまえ」 狂ったフリで叫んでみても 中途半端な良心が更に尖り傷つけていく 偽善者にもクズにもなりきれない俺は何者になればいい？ 穴の空いたグラス　 零れ落ちて　 枯らし　濡らす　 注ぎ続けた　ただ意味もなく　溢れた声と 満たされる一瞬 夜が明け　痛む　快楽 繰り返していく堕落と盲目　 全身を犯していく　猛毒 「なんか疲れてしまったんだ」 いっそ全部捨ててしまえば楽だって思った 強がりで固めた弱さが剥離する 奪われない様に　焦がれないように 失っていった心　逃げ続けた過去と 上手になった嘘も　上辺だけの台詞も 救われない　バッドエンドも　 きっと　この小説には不可欠だったのかな 「もう今更戻れない」 犯した罪を振り返ることが罪だ 前へ前へと進む　先の無い道だと 辿り着く先は終演だと知っても尚 過ぎていく時間　忘れていく情景　焦燥 わかってる　何度でも繰り返す　そんな事も いつか終わりを迎える事も エピローグの3ページ前 きっと後悔することも あなたを忘れたこの世界はどうしようもないくらい悲しげな表情で あなたの愛したあの世界は声にならないくらい美しく輝いて見えたの 「繋いだ手を離さないで」 薄れる体温と絡み合う指 遠く感じた 本当は目の前にいるあなたを 「何で泣いてるの」 向き合えてたら　抱き寄せたらって 「これで終わりだね」 その綺麗な瞳に映る僕が汚れて見えた 「君のいない世界で」 涙が二人を引き離していく それでも"あなたと見た世界は綺麗でした"