歌詞

作詞：レタス太郎

作曲：Kixam

埖烏 「ホーム・レス」 遠く国道 バイパスの端の 歩道橋の下 立派な箱部屋 小さなランプに 薄手の毛布 彼はとこしえ ホーム・レスだ 明日を生き抜く 困難が襲う きっと僕らは 忘れてしまってる あんたの目には 僕らにはない 生命の自重 感じられた 少年の高笑う声 嫌われ者たちの行進 ありふれた日常の絵画が 現実と望みの儚さ シケモク吸ってくたばる 周りの目に殺される あからさまな 自問自答 誰も 気づかない フリをして 負け犬共やと声高に さんざめく よだかの 鳴き声１つに涙しながら いつか見てろと 今は灰になる 世界の終わり 願いながら 生きたいと願う 我儘でしょうか 風に吹かれて 揺蕩う様は この世の終わりか 幾千の幸福か 人間的価値観が 芽生え始めたその頃に 昨日憎かった人が 今日愛しく思えたり 明日の保証なんかない いつ死ぬかもわからない 生まれる場所を間違えた それでも もう少し この世界 愛してみようと思うんだ けたたましい 山鷲に 心打ちのめされながらも尚 息を潜めて 明日へ向かうとする あれから こんな生活にも慣れた 幸せと不幸せ 心の 持ちよう それならば 家もない 愛もない 腐った箱部屋に独り 不甲斐ない 自分も 肯定できるくらいの自尊心 ぽっかり空いた穴 全く虚しい今日 分かってる 必死になって 追いかけた 幸せが何かの創作に ただただ 心が のたうちまわって狂いそうだけど どこへ逃げるにも 扉は開けなくては ホーム・レス 歩道橋の下 ホーム・レス 食パンかじり ホーム・レス モク拾いの旅 ホーム・レス 残飯、集め ホーム・レス 孤独な闘争 ホーム・レス 負けるか世界 ホーム・レス ノンフィクションです。