幽霊と花束

ためいき倶楽部
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歌詞

作詞:さとうはるな

作曲:さとうはるな

僕はあの世に行けない幽霊なのさ 死んだ理由はわからない 腹も空かない身体でただ漂って 人間たちを眺めている 道ゆくあいつもこいつも皆 僕の事なんか見てやしない 気付けば世界は春目の前 僕の旅が始まったのさ 僕はあの世に行けない幽霊なのさ 近頃は気づくこともあって 世界は案外小さく狭くて くだらないことばかりなのさ 働く者も働かざる者も 眠りにつけば違いなし 歩道橋で車を数えた 夕日が眩しく思えた 「うちへ帰ろう」 手を引く子らの 背中を眺めては考える 僕がここで生きた証が どこかに転がってないものか 僕は役にも立てない幽霊なのさ 叫んでも声は届かなくて どこかの誰かが求める助けに 応えることが出来なくてさ 地上を見つめるあの子はついに 大きな一歩を踏み出そうと 風にあらがい 涙を浮かせながら 落ちていったのでした 「今日も笑おう 何があろうとも」 そう言って人は壊れてく 線路沿いを歩き続けた そこで花束を見つけたのさ 僕は何にも知らない幽霊なのさ 気付けば世界は暗くなって 花束を見つめる人がいたんだ そうして僕は思ったんだ 死にゆく僕に涙を流して 悲しんでくれる人がいたら それだけで僕は幸せだと 思える人生だったろう 「明日も生きよう 声が消えようとも」 そうやって僕も言えたらな 春の兆し季節を巡り 僕は今日もひとり歩いている 「ららら 歌おう 彼らのために」 そうやって人は言うからさ 僕もいつか生まれ変わって あなたに会えたらいいのにな 僕はあの世に行けない幽霊なのさ 死んだ理由はわからない 腹も空かない身体でただ漂って 人間たちを眺めている 道ゆくあいつもこいつもみんな 涼し気な服に身を包んで 気付けば世界は春も終わり 僕の旅は続くのでした

アーティスト情報

千葉県出身の佐藤と京都府出身の小牧が、配属先となった新潟県で出会い意気投合。2021年4月に結成しました。 現在新潟県内、特に新潟市近辺で活動中。 バンドメンバー募集してます!

shea

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