
歌詞
作詞:八重樫春人
作曲:八重樫春人
這いつくばって前に進んできた 言の葉を食べて詞を紡いできた 目に映ったもの全てが とても大きく遠くに見えた 仰向けになって空を仰いだ 昨日と同じように横たわって 起き上がれなかった無力さと 自己嫌悪に苛まれている サナギになって殻に籠って うずくまって膝を抱えていた 強いようで弱くて思ったより脆くて このままじゃダメだって気づけたから 目を塞いでたら見逃してたはずさ 一字でも多く生きた証刻もう 吐き出せ戯言一人でも多くの オウディエンスの脳裏に残らなくちゃな サナギのままじゃいられないから 今日も今日とて腹の膨れない歌を歌う 独学で弾けるようになったギター 豆が潰れるまで練習したFコード 窮屈そうに息をしていた 掴みどころのない膿んだこの感情 悔しかったことと恋しかったこと 僕を無視した青い春も 忘れぬように詞に書き起こして 何もかもが中途半端になった サナギのままで息をひそめた 誰かといると芽生える劣等感 でも構わない誰がなんと言おうと もう僕は一人じゃない 眼をそむけたのは引け目なんかじゃない ステージに立てる時間はあとわずか 嘯け絵空事 一人でも多くの オウディエンスの不可欠になりたいんだ サナギのままじゃいられないから 今日も今日とて誰に歌うでもない歌を書く 鼓動の疼きは胸の高鳴りは走り出したくなる衝動は 何のため生まれ何を残して死ねるかという自問自答の日々は 輝かしい世界にいる同世代に抱く焦燥は全て 羽を広げたがっている君の身体の声 飛ぶ羽がないから硬い角がないから 輝く資格がないと言うのかい 細くても短くても尖り続けていつか オウディエンスのハートを貫くまで 何になれるかの確証もないけど 虫食いだらけの地図を抱きしめてる 天敵ばかりの残酷な世界でも 僕らの歌を響かせてる サナギのままじゃいられないから 明日のことなど考えず喉を枯らしてる
楽曲解説
ハズバンドが一番初めに製作した楽曲。 すべての努力人に幸あれ。
アーティスト情報
宮城県発5ピースバンド。誰か俺達を見つけてくれ











