歌詞

作詞：坂口智一

作曲：坂口智一

いつも探してる 庭 部屋の隅っこ 川沿いの道 夕暮れの空 忘れかけた記憶なのか きみとの 思い出なのか 水面が揺れる 魚の気配 雲が流れる 風が北を目指す そういえば 少し肌寒い！ ちょっと立ち止まって、 もうちょっと見ていたいけど だめだ、雨が降りそう また 来るから 思い出をいつまでも 胸の中に閉じ込めていたいけど 少しずつ 少しずつ 薄れていくのが分かるんだ あの日 あの時 共に過ごした 色も 香りも 歌も 温もりも サラサラとこぼれる 砂のように 失われていくんだ いつも探してる 職場 階段登り 踊り場の窓の外 好きだった あの横顔 思い出すかすかな匂い あなたの声 忘れたくないけど 廊下を蹴る 足音 車輪の音 響く 白い床 ちょっと立ち止まって もう一度振り向いてみる 人気のない 通路(ホール) 一人　また 歩き始める 思い出をいつまでも 胸の中に閉じ込めていたいけど 少しずつ 少しずつ 薄れていくのが分かるんだ あの日 あの時 共に過ごした 色も 香りも 歌も 温もりも サラサラと こぼれる 砂のように 失われていくんだ 失われそうになるものを 拾って また 拾って 不意に堪え難い悲しみに 陥る そんな自分を 救えなくて 責めてまた 責めて 消えてしまいたくなって そんな自分が嫌になって どうか 朝になるまで 今日がまた始まる やらなきゃいけない事があるんだ 川沿いの道 歩きながら 思い出は 少しずつ 少しずつ 形を変えて きっと 結晶になって残る 僕は考える 明日からの事