
歌詞
作詞:Hoshina Anniversary
作曲:Hoshina Anniversary
Feeling your way It’s gonna save your mind Feeling your way It’s gonna save your mind Feeling your way No matter who you are Going to a cafe Might not save your soul But it might make you leave it all behind Moving on without anyone Admire what you’re doing Your way Higher higher higher higher Higher higher higher make your soul Even if nothing is guaranteed You will always carry on doing Your way Searching for your way Searching for your soul Searching for your way Searching for your soul
楽曲解説
「Feeling Your Way」は、“手探りで進むこと”そのものを肯定するような楽曲であり、不確かさの中にこそ救いがある、という感覚が全体を貫いている。 この曲の特筆すべき点のひとつは、独創的なベースラインの存在である。明確なリフというよりも、メロディとグルーヴの中間に浮遊するようなこのベースは、Hoshinaならではの作曲観が如実に現れた部分であり、ヴォーカルの柔らかい線と交錯しながら、曲全体に芯のあるうねりを与えている。 また、ピアノで奏でられる和音の構造には、ラヴェルを思わせる印象主義的なハーモニーの影響がうかがえる。明暗がはっきりせず、音が宙に溶けるように響くこの和声感は、曲全体に**“音の中を手探りで歩くような”聴感覚**を与えており、タイトルの主題と密接に結びついている。 さらにこの楽曲には、**Curtis Mayfieldの音楽に通じる“静かなソウル性”**が滲んでいる。明示的なファンクというよりも、抑制された熱量と、語りかけるような優しさが、メロディと歌詞、そしてベースとヴォーカルの重なりからにじみ出てくる。 音響的には、Thom YorkeやJames Blakeの作品とも共振しながら、Hoshina自身の声の質感――ファルセットでありながらもどこか素朴で、鋭すぎない存在感――によって、より内面的で柔らかな光を放つ1曲となっている。
アーティスト情報
Hoshina Anniversaryは東京を拠点に活動するアーティスト。ファルセットの歌声とエレクトリック・ベースを軸に、アンビエント、アートロック、エレクトロニックを融合させた作品を制作している。その音楽は、Robert Wyattの内省的な重みとThom Yorkeの映画的な抑制を想起させ、広がりのある情感豊かなアレンジの中で展開されることが多い。 2019年から2023年にかけては、日本の伝統楽器とエレクトロニックを融合させた独自の“ワテクノ”を探求し、Louis VuittonやPRADAといった世界的なファッション・ハウスからも注目を集めた。精緻に組み上げられたトラックに、エレクトリック・ベースと幽玄的なヴォーカルを重ねるスタイルで知られ、これまでに10枚のアルバムをリリース。ミニマリズムとソウルの両面に根差した唯一無二のサウンドを築き続けている。 https://www.instagram.com/hoshina_anniversary/ https://twitter.com/HoshinaA https://soundcloud.com/hoshina https://www.facebook.com/HoshinaAnniversary/











