歌詞

深い霧の中に入ったよう　少しだけ呼吸が苦しい 力んで硬直した体で　バランスを崩し傾いている 喧騒も静まった夜に　光はぼんやりと息をしている 居場所がどこかさえも分からず　行先も決めず進んでいる 理想と現実の隙間を行ったり来たりで 体の輪郭もぼやけて 街の光が僕を照らしている コントロールもできないほどに心が宙に浮かび上がって この街にいる誰も知らない果てへと逃避行したがってる 繋がった糸が抜け殻の体を揺らしている やっと視界がはっきりしてきた 湖の水面に映った　歪な姿勢で飛ぶ姿　少し疲れているように見えた 考えすぎて凝り固まっていたせいかな 足枷になっていた荷物を下ろして 息が詰まるほど陸は続いてく まだほんの少ししか進めてない いつか長い暗闇を抜けて 夜明けが来る頃には 少しは自分を受け入れられているかな 生温い風に背中押され朝へと向かう