歌詞

先の見えない深い茂みの中 目の前に突然現れた 輪郭はぼやけたまま光って　怯えていた僕の手を引っ張っていった 淡い光が差し込んでいる場所で　ひたすら夢中になって作り上げてきた 到底一人きりではここまで辿り着くことはできなかった 何もかも深い靄でぼやけて見えない 絶望も希望も隣り合わせの場所で 向こう見ずな笑顔で先を強く照らしてくれた 脆い体すり減らして お互い諦めが悪いから　ずるずるとエンディングを伸ばし続けた 気づけば遠く離れた場所で　二人だけでただ笑い合っていた ただもうタイムリミットはそこで　堂々と僕ら行く場所を待っていた 塞いでいた 夢と現実が交差する場所で終わりを感じ取った どれだけ強く叫び続けても 溢れそうな想いは届くことはないのかな 冷たく澄んだ冬の空の下で 一人歌っているよ さよなら 相変わらず靄はかかったまま どうにか今日も細い糸の上を渡る 明ける兆しもない深い夜に 呑み込まれて 壊れそうにもなるよ あの時教えてくれたフォームで 遠くを見据えるあの眼差しを真似て また1人で越えられるかな 届くよう 手を振るよ