
歌詞
作詞:林貫人
作曲:林貫人
ああ、ポッと赤らんだ頬に 心はこびりつく。 ポットで沸かせたお湯に混ざり、 溶け合う嘘は砂糖。 ポプリは薫り、 塩を舐めては水を呑む。 すると、海の薫りに近づいた夜の果て。 息を呑む。 戻れない愛を謳い、 ほぐれない愛の話。 移りゆく「恋」は「暮らし」 譲れない愛の話。 「2番の詩にどうも惹かれるあたしだから、 いつまで経ってもあなたの二番手でいいの。 それで幸せよ。」 冷め切った (パン) 撃ち殺して (パン) 枯れ切った日曜日、 へばりついてゆく。 戻れない愛を歌い、 生まれゆく愛の形。 移りげな「恋」は「肥やし」 絆し合う「愛」は同じ。 古惚けたパンシオンに辿り着く。 四畳一間に風は吹き惑う。 明示は出来ない悲しい嘘。 日々は流線型の上に。 またも パンシオンに誘われる、明け方の情景。 イメイジは擦れて翳りを帯びてゆくよ。 ああ僕は、 古ぼけて 住み慣れた パンシオンに辿り着く。 「君だけのせいで、僕は死にたい。」 口下手なセリフに愛を込めた、 日々の光沢は剥がれ。 吹きこぼす白い息は、ぼやけた星のように。 開け放つ両の窓に茜は差すばかり。
楽曲解説
ピアノの旋律が印象的なロックナンバー。 UNISON SQUARE GARDEN - harmonized finale を彷彿とさせるこの曲は、一人暮らしを始めてからの自身の家を想って描かれている。 転調が多く、楽曲構成も複雑になっているため何度聴いても新たな発見のある一曲であるのだ。
アーティスト情報
札幌を拠点に活動するシンガーソングライター。 コロナ禍の中学三年生の頃に曲作りをはじめ、以降弾き語りから打ち込みまで幅広いスタイルで楽曲を制作。 ジャンルにとらわれない自由な表現と、言葉選びにこだわった"読むだけでも楽しめる"歌詞を大切にしている。 2025年4月にはシングル「透明」をリリース。現在は”1か月に1曲リリース”を目標に、精力的に作品を発信中。











