
Icarus
人魚の瞳 幻樂社歌詞
作詞:煙螺
作曲:煙螺
格子窓に映る無機質な夜に触れる 冷めたスープみたいで指先は少し悴んだ 僕は俯く。貴方は星を見る。 ぼやけた視界に淡い月明かりが差す 文字は琥珀に、言葉は風となる。 想像力で頭を満たして、 僕ら飛び立っていく 蜜蝋の翼(はね)を緩やかにはためかせて いまはこの愚かささえ誇らしい 「ねぇ、今日の空はなんだか綺麗だね。」 波際のガーネット まだ暗い部屋に降る海鳴りのメロディ 格子窓を割って柔らかい朝の匂いを知る 月光を束ねて手向けの花束に、 星屑を撒いて旅路の灯り、 朝焼けを写したコートを仕立てて、 深く深く息を吸って、 頼りない翼に今、血が通う 飛び去っていく 海原を越える銀の燕となって 僕ら何もかも語り足りないほどに美しい、空へ 飛び立っていく 蜜蝋の翼を緩やかにはためかせて いまはこの痛みさえ愛おしい 「あぁ、今日も空は変わらず綺麗だ。」
楽曲解説
Icarus (イカルス) 『チ。ー地球の運動についてー』インスパイアソング
アーティスト情報
たったひとりの音楽結社。 Conductor → 煙螺/ゑんら ( X @fc8_fi )











