
歌詞
作詞:煙螺
作曲:煙螺
思い出なんているものか 想像力だけが残ればいい 何も無いことを誤魔化したい 言い訳代わりに舌を打つ 煙草燻らす六畳間 くしゃくしゃの楽譜、泡銭 予報では今日も雨は降らないらしい あぁ、音楽を拠り所に選んだだけなのに あぁ、報われない 人間惨歌 哀を書き連ね 孤独の手を取り歌おう 生き惑う日々 笑うための誇れる『なにか』が欲しいだけ 青春全部投げ打ってこの胸の穴を埋めたいのだ Ah、嗚呼、枯ら、涸ら。 もう分からないよ 生き方も、夢の諦め方も 思い出なんて猛毒だ 饐えた山桜桃の匂いがする 忘れたい過去が増えるたび 人より歩幅が広くなる 陽炎の先で光る街 ぼさぼさの頭、無一文 些かの本とセロを想うまま もう音楽じゃあ心も膨れないや 「今更さぁ、もう辞められない。」 みっともねぇ人生だと笑えよ 惰性と妥協の累乗 青痣になる 消せないほどの誇れる『なにか』をくれよ 有金全部を使って才能ってやつを揃えたいのさ Ah、嗚呼、枯ら、涸ら。 まだ分からないよ 歌い方も、刺さる詩の書き方も 「思い出なんているものか。」 そう呟くだけの今日が死ぬ 記憶の箱庭を歩く 色もないなにかが咲いている 煙草燻らす六畳間 割れた窓硝子、泡銭 朝焼けた空が夜を追い越していく あぁ、ぱちぱちと温い喝采が沸く 少しだけ、時間を頂戴 人生謳歌 さぁ哀を奏で、 いつまでだって踊ってようぜ 生き惑う日々 笑うための誇れる『確か』が欲しい! 忘れてなんてやるものか 酸いも苦いも飲み干してやる まだまだ枯ら涸ら あぁ分からないよ 生き方も、歌い方も、泣き方も、伝え方も、 偽善も、夢も、愛想も、心の在処も、 まだ分からないけどもういいや。 気楽にいこうぜ
楽曲解説
これ、僕の曲(こと)です。
アーティスト情報
たったひとりの音楽結社。 Conductor → 煙螺/ゑんら ( X @fc8_fi )











