
歌詞
作詞:尚武
作曲:尚武
ああ 空蝉にも 響くだろうか 育ち盛りの若木は ポキっと折れた 突然の出来事 誰もが阿鼻叫喚している 暫く立ち直れず うずくまって 呆然としながら 折れた幹を見る 遠い昔は 微笑みながら見れるのに どうして 昨日の夢は 見ることさえできないの uh ああ 最愛の世界(ここ)は 枯れた木のようだ でも芯の残穢は 逞しかった 命を終えて 草木は朽ちる 草木は既に 若木を産んで 若木は日々を 紡ぐ木のようだ 僕らの声を 運ぶみたいだ 先の存在ない(みえない)続きは ケロッと見えた 瞑想しながら祈るよ 僕らに為す術はない 暫く悠然として うずくまって 挿木を繰り返し 明日の夢を見る 風に靡く 木々を夢見て 明日を覗く 少年になった 木々に止まる 蟲たちは皆 自由気ままに 飛ぶから ああ 最愛の世界は 枯れた木のようだ でも芯の残穢は 証だった 命を終えて 木の葉が落ちる 木の葉は次の 雫を生んで 雫は日々の 涙のようだ 僕らの声の 木霊みたいだ 今際の木漏れ日見て やるせない気持ちになっても 心にある 宿木は 育ち続けるから ああ 最愛の世界は 花を咲かすようだ その真の残滓は 美しかった ああ 最愛の世界は 花の園なんだ その愛の残滓は 溢さないで(こぼさないで) 命を終えて 花は旅立つ 行き着く先を 人は名付けた そこが楽園 そう意味づけた 僕らの声の 響く未来だ 響く未来だ
楽曲解説
日々の生活は、辛いことばかりで、やるせなくなることが多いけれど、きっと必ずその先には楽園のような達成感や幸せが待っているということを、木々に宿る生物の強さと、木々の生涯に例えました。
アーティスト情報
横浜周辺を活動拠点とする、決まった形態を持たないアーティスト。 メンバーの陽太は活動休止中であり、現在はメンバー尚武のソロプロジェクトとして、鋭意活動中。 楽曲のジャンルは多岐に渡り、ロックにとどまらない表現スタイルを得意としている。











