歌詞

「また明日」が今日まで ここまで出てたのに詰まって 「恥ずかしい」が情けなくて枕に埋めた 気取った言葉はとめどないのに 素直な言葉がいつまでも顔を出してくれない ねえやっとの思いで繋げた会話の返事は 僕の心音が鳴って重なって聞こえないや あまりにも君が平然とするから 余計に気が気じゃなくなってくんだ 今日こそはと息を飲み込んだ日 ひぐらしの声、アルファルトの匂い 夕焼け色した君の頬を間抜けにも見ているだけ 「もどかしい」をもう何回も繰り返してる 言えないのも、踏み出せないのだって 僕が一番嫌になるな 「いつも通り、想像通り行かない」な毎日 悪くもないかと思えたのは 「君がどれほど素敵か知らないでしょ」 って悪戯に言う君を見て笑う僕に気づいたから いつまでもなんて烏滸がましい でもね、君が笑っていてくれるならね 「また明日」は今日まで 「またいつか」になってしまって あの日を思い出す暖かさが胸を刺すんだ。 今以外ないと分かっているのに 僕の弱虫はいつまでも一歩が踏み出せない 「ねえ、きっと、、」で始まる言葉は あまりにキザすぎるからやっぱりやめにしようじゃ遅いのだって分かってるくせして分からないふりしてトボける君に 僕の心音が急がせてくるんだ 「あのさ」と右手を掴んだ日 心臓の音、君の髪の匂い 呆気ないほどこぼれ落ちるこの言葉は 「ずっと好きでした」 同じ春をもう何回も繰り返してる 言えないのも、踏み出せないのだって 今思えばなんてことはないな 「こんなんが事件で、大騒ぎ」な毎日 悪くもないかと思えたのは 「君がどれほど素敵で愛しいか」を 真剣に考えては目で追う僕に気づいたから いつまでもなんて烏滸がましい でもね、君が笑っていてくれるならね 同じ夏は来ないと、分かってる もどかしさも、危うさも儚さも これまでとはまるで違うんだ 「今思えば他愛ない、一大事」な毎日 続いて欲しいと願ったのは 「君がどれほど素敵で 愛しいかなんて知らないでしょ」 って赤らめて言う君を見て 潤んだ僕に気づいたから いつまでもなんて烏滸がましい でもね、君が笑っていてくれるならね