
歌詞
作詞:ヲルノ
作曲:ヲルノ
あと少しだけ寝ていたいと思った。 かき混ぜたグラスの中、雨音と混ざるようで。 この想いだけ、隠したいと思った。 甘くなるなら、それでいいから。曖昧な後味は嫌いだ。 昼下がり、雨上がりのヴァンゼー。 浅い太陽、歌う窓際。相変わらず低い空の下。 いつか死ぬんだから、適当に生きよう。 余ってもあまり、良い事はないよ。 別にどうでも良いんだよ、不逞なアイロニー。 思い上がったぶんだって、結局カップの底に行くんだから。 君が良いんだよ、だなんて微塵も思わないから。 雨が止むまで待って。傘は閉じないでいて。 後味、少しほろ苦いと思った。 掻き混ぜた心の中、死に際を見てるようで。 ひと掬いだけ、見逃してほしい。 噂話にも満たない、この一杯だけを。 雨も止み、季節の終わりヴァンゼー。 浅ましい歌詞も、醜いロマンスも、 無くなっちまえばいいんだ。 いつか死ぬことだけが、割り切れないよ。 思い上がって君のことを書いてる。 その普通のさ、愛とか価値観とかやらさ、 ありきたりな人生、歩合の折衝。 水溜りよりも浅いな。 君がいいなら、曖昧な口づけ一つで済ますから。 死ぬまでには教えて。 雨の降らない日にね。
アーティスト情報
作曲家、編曲家、作家。無所属











