
FROM YOUTH
ぽこ歌詞
作詞:ぽこ
作曲:ぽこ
青い青い空の下、携帯ゲームを持って 妖怪とかを探してた大都会十年前のこと 暑い暑い炎天下、涼む助手席眺め 移り変わる景色と流れる周波数 憧れて作った時計 フリーズ気味のセーブデータ どれももう巻き戻らないけど 目の奥焼いた二画面と 喧騒の中の川音は 今も不器用に触れられる 追憶 青い景色に立つ 「もう一回」この時に委ねられたら いつか夢見てた世界への恋終わらせられるのに 幻想を追いかけた幼さだって 物語の果ての懐旧に焦がれたことさえ 再現できない過去と呼ぶ 儚い秒針をずらしてその頃に戻れたら 今 針が錆びついて動かない時計のように 形骸化した日常を貪っている 青い青い空の下、携帯電話見つめ 見たくもない着信はスワイプで排除した 悪気無く刺さる否定 排他的で怪訝な態度 どこにも逃げ場がない現状 例え何かを成したって一切伝えられなくて それが痛烈に悔しくて 追憶した未来の僕は 僕を今をどう振り返るのだろう 憧憬も懐古もないなんて まるで孤独みたいだ それでも傲慢に 追録 青い時を刻む 「もう一回」なんてないと知っているから 絶望に苛まれた夜が「過去」に変わっていく決心を 親しんだ日常も忘れていって 眼鏡とギターの似合う影に伸びていって 羨望を纏う「現在」になる 空白を埋めるように自信を持って生きていく
アーティスト情報
ボカロP。










