歌詞

大きめのボストンバッグを 用意してたけど あんまり入れる物が見つからず 部屋に置いて来た 誰かが訪ねて来た時のため 鍵は開けたまま 帰りたくなった時のため 引き払わないまま 手荷物は結局ギターと しわくちゃのセブンスター お前らしいなと後ろから 誰かが小さく笑う 「一緒に行こう」「仕方ないな」 「本当に？」「ああ本気さ」 歩幅は揃えなくていいから 別々のリズムで お互いにちゃんと1歩1歩前へ ずっと待っていたんだ そんなわけじゃないけど １人よりはマシさ ２人なら平気さ 発車のベルが 哀しくホームに響いた さあ 僕らの旅が始まる どこへ行こうか どこへ行こうか どこへ行こうか 無口な彼の唇が小さく動いて ２人でなんとなく口ずさむ BUMP OF CHICKEN 終わったはずの青春に 今もしがみついてる 映画の見過ぎな僕だから こんな事になってる 呼吸は揃えなくていいから 別々のリズムで お互いにちゃんと息を吸って吐いて ずっと悩んでたんだ そんなわけじゃないけど 少し苦しかったんだ だからあの部屋を出たんだ 目的地なんて 見つかる気さえしないけど 僕らは歩き続ける 知らない町まで 知らない町まで 知らない町まで 同じ気持ちじゃなくていいから 別々の世界で お互いにちゃんと別の誰かを愛して 僕等の背後から 黒い車が来て君を 連れて行った ずっと待っていたんだ ずっと待っていたんだ 君を １人が嫌だったんだ １人が怖かったんだ 発車のベルが今もまだ頭の中に 銃声みたく響いて 銃声みたく響いて