歌詞

作詞：林　陽明

作曲：林　陽明

豊かに膨らんでる 蜜の香りよ 乳白色に揺れて 花粉をまとい 南回帰線を含み 北回帰線なぞり 肉球で足跡を 体に刻み 人目にはつかぬよう マーキングしていく 時計回り揉みほぐして 風船膨らますように 飴細工　溶けぬまに シロップがほとばしる 唇を喜ばせ 舌よさえずれ 瞬く心地よさよ 目蓋にも映え 歌を届け　喉元まで　 声を巻き散らせれば 言葉は想いを遂げ 肌にほどける ほのかに赤らんでる 筆の痕跡 水彩画が　滲んでいる 淡い色彩のまま 飴細工　溶けぬまに シロップがほとばしる 蜂蜜の味わいを 乳に溶かして 旅ゆく前に淹れる 珈琲の中 もう一杯もう一度だけ そして何度も求め