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苔生す石煉瓦と葦のそよぐ箱庭で、彼女は世界を眺めた。 大嫌いな祖母の遺した本を火に焚べ、煤に塗れた酸素を肺いっぱいに吸い込んだ。 愛を歌える?そのちっぽけで独り善がりな愛を、声高に唱える?或いは、それを「愛」と呼べる? 答えは無かった。ただ、ありのままの空白とバイオリズムだけが、私の声を通し実像を結んだ。 * * * 一人の統合失調症患者の病態を描いた1st album「虚構の庭、完璧な塔、螺旋の撞着」より、トラック6。 トラックの進行に伴って悪化する病態、現実が虚構に侵蝕されていくリリック。 各種サブスクリプションサービスにて、アルバムを通してお聴きください。
作詞:椎名ざらめ
作曲:椎名ざらめ
テレビは壊れたから 透明な鉢をひとつ取り出し 夏祭りに出かけようか 小さな赤い命を掬って帰ろう 揺らいだ心を隠した 風鈴の鳴るうちにあなたを 歌っていたい 傘も差さずどうして? 継ぎ接ぎの街を歩く 期待の熱、八坂の鳥居で気づいたこと 喧騒に浸して君を包み込むように 掬い上げたその手を掲げ 「㤅を歌え!!」 櫓は崩れたから その裏にひとりぽつり佇み 夏祭りを見下ろそうか 小さく惨めな人を潰してまわろう 弾けた想いを隠した ラムネを飲む口であなたを 慕っていたい 朝を告げずどうした? 行きずりの街を歩く 花火の音、まさかの問に気づいたこと 喧騒を逃して僕を抑え込むような 開く口をその手で塞げ 「㤅を歌え!!」 I say "Naraka" 救世 "Naraka" 語り合ってどうした? 逆向きに街を歩く 告げる言葉は傘の先に 手をとって歩いた 喧騒は遥か彼方 赤い命は夢を見たか? 笑い合ってどうした? 暗い帰り道を歩く 冷めぬ余熱、八坂の鳥居で歌ったこと 喧騒に紛れて言葉を包み込むような 枯れた声で命を掲げ 「㤅を歌え!!」
神奈川県発、ポストロックバンド。 各種サブスクリプションサービスにて配信中。 Vo. Yuto Suzuki / Gt. 椎名ざらめ /Ba. 大塚 / Dr. こーへー / Key. いしかわ / Key. Renato Komukai
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