歌詞

作詞：kai

作曲：kai

もし僕の声が世界の裏まで届くなら そんなことを真剣に 考えているうちに寝ていた 異国の風景の中 無意味な血だらけの夢を見た 今朝 それに似た ブラウン管の中の現実 誰もが、正義を主張して血を流すから 僕は汗を流して 理想の愛を歌うことにしたんだ 今日も治らない命があるのに また償えぬ罪が増えた あの権力者の意地とプライドだけで いったい何が救えるというのだろう 僕らの歴史なんて 宇宙の真ん中から見ればきっと 点にも満たないよ 美しいものも醜いものも なんだか苦しいんだ どうしていいかは分からずに おかしな夢を見るのは きっとそのせいなんだろう 例えば どんなに自暴自棄に陥っても 足元の花を無意識に 避けられる人でいたいんだ 今も渇かない涙があるのに また教科書に戦が増えた この僕の半端な道徳心だけで この世の何が変わるというのだろう ねぇ… マシンガンを持った幼い子供が僕を狙ったら いったい僕は二秒後に何を期待するのかな 闇雲に世界平和を求めたのは ただ「死」が怖かっただけ ノンフィクションの古い映画に 不意に胸をえぐられただけ でも僕は… 意味があっても意味が無くとも この悪夢に終止符を打ちたいだけだ 大金も持ってないし 地位もないけど この歌を歌う想いは真実に近いな 今日も僕自身が僕であるたび また大切な人が増えた 大きな声が疑わしいのなら あなたにだけは囁いていようか ねぇ…