歌詞

作詞：えび

作曲：ザ・ハウリングス

カーステレオからいつもの PM10 時のラジオが流れて 今日も夜空の留守番は、いつもと変わらぬ月が出て 海まで続く首都高の下 寄り添い歩く男女を横目に 赤い信号に舌打ちしながらあなたを迎えに行くのさ 酔ったフリしたあなたは無口を気取って溜息吐いた コロンの香り 鳴り止まぬ電話 少しだけ揺らいだ心とハンド ル 窓から入る潮風吸って 流れ始めたネクストナンバー つまらない POP に舌打ちしながら volume を強く捻ったんだ 自分らしくないほど 落ち着いた世界で 戻らない時間を眺め続けた (※)ナイトドライビング 今夜も二人を乗せて走る環状線 ハイビームでも見えない未来 照らされたのは意味のない明 日 強く踏んだアクセル 風の音が掻き消した嘘 ハイライトの煙でぼやけて見えないあなたの顔 ミラーボールが散らした光とハイヒールが鳴らしたリズム 今夜は君とじゃ酔えないよって、流し込んだカンパリの味は 苦い、苦い、甘くない 奥に残った独特な匂いを 消そうと思って君にキスをした 不安定でいびつな夜じゃ終われなくて とってつけたようなよく分からないハッピーエンド ナイトフライング あなたを連れて歩いたネオンの街で 最後に交わした言葉は 喧噪の中に溶けていった 星の見えない夜空も あなたにとっては関係なくて 愛想のない笑いと微かに光る唇の色 (※) 最近会わないあなたも 名前も知らないあの子も 終わりの見えない今夜は 踊り始めた心のままに 最後は私にキスして 明日の朝には忘れてるから 結局あなたも私も よく分からないハッピーエンド