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The Otalsの待望の新曲。『スランバーワンダーランドへようこそ』はジャパニーズポップス的な進行を意識的に取り込んだ、強いドライブ感と幻想的な浮遊感を併せ持つ楽曲に仕上がっている。Spilituarizedと日本的なアニメソングを掛け合わせ、90’s的なサウンドに仕上げることをテーマに製作された楽曲で、ファズギターとコーラスで飽和した空間を縫うように、ポップス仕込みの壮大なメロディーが展開していく。『思春期的な不安定さ』をイメージしたという歌詞世界も、これまで歌ってきた”やや諦めにも似た青さ”とは、また異なった面を見せている。『記念写真が苦手で不貞腐れて写ってる自分』など歌詞にやたら具体的なエピソードが盛り込まれる特徴は健在。物語を呼び込むオタルズ流のポップ・ソングだ。
作詞：The Otals
作曲：The Otals
憂鬱が音を立てて 軋み捩れながら 手招くよワンダーランド ずっと囚われてる あの子のハートを解いて スランバーランド 記念写真が苦手で 不貞腐れて写ってる 自分にチクリと胸が痛んでも 屋上の鍵をくすねて 片目で合図をした夏服が いつの間に遠くなった ハロー給水塔から みえる世界はどんな風？ 応答願います 本当なんて教えない たとえ嘘だってバレていたって 憂鬱が音を立てて 軋み捩れながら 誘うよワンダーランド ずっと囚われてる あの子のハートを解いて 駆け上がる夢の中の 歪な渡り廊下を 春思うメリーゴーランド ほんとは羨ましいのに ずっと手を振ってみてるだけ スランバーランド 本当は？ ハロー こちらは歩道橋 今日のうちらはどうしよう もうしょうがないよ あたし謝りません たとえ約束を破っていたって 意地悪ハートのワンダーランド 歪なこの塔の上まで 探してたどり着いたよ さよならの場面がなぜ そんなに好きなんだろう？ 意地悪なストーリーライター うちは初めましてを 何度も思い出していたいんだよ、本当は 錠前は音を立てて 今に崩れ落ちて 逃げだすよワンダーランド いっしょに帰ろうって言ってよ！ たとえ叶わなくたっていいの 気がつけば 不思議だけど いつもの海岸通り 絡まって解けない 『なんか運命みたいだね！』 ハートみたいに真っ赤んなって 大丈夫？ 応答を それからはいつも通りで 定番のアイスティーのペイパーパック 秘密に満ちたトワイライト 思わず隠した手紙 記念写真を撮ろうってさ また不貞腐れて写っても それでも隣にいてね
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