
歌詞
作詞:久保貴紀
作曲:久保貴紀
癇声の私走る 涙混ざりゆく微温い風に 三度目のかわしは散る 闇に迫られ袋の鼠 抗う事の出来ない理不尽を愛すよ 哀しみが憎しみが溢れないように 誰より恨んで止まない貴方を愛すよ 正しさは未だ解らないまま 「バイバイ」月が濁る頃に 心臓の音 辛い喉元 苦い記憶が抉られるよ ‘幸’の幻影消えぬように 手の形 髪のにおい 甘い思い出を閉じ込めている 追憶の彷徨 途方に暮れて三十八時 のらりクラりでブラ下がり昼下がり 愚駄らん愛に集り 血肉に跨り 濡れて抜き挿し カビて破綻きたしている 終焉までの八十年 行き当たりばったりハッタリばっかりがっかりさっぱり 誤魔化して頭沸かして浮世を唾棄して ほらまたさようなら あやふやな感情のやり取りを愛すよ 悦びや温もりが日々に色をつけてゆくから それが仮初であっても 代替愛が腐る頃に 失ったもの そして得たものの中に 君を探している 愛を得ては失って 夢を見ては破れて 揺れて光っている愛の亡霊 靡く花が綺麗で 青い空に嬉しくて 消えて尚蝕んでいる愛の亡霊 抗う事の出来ない理不尽を愛すよ 誰より恨んで止まない貴方を愛すよ 「バイバイ」月が濁る頃に 心臓の音 辛い喉元 苦い記憶が抉られるよ ‘幸’の幻影消えぬように 手の形 髪のにおい 甘い思い出を閉じ込めている 追憶の彼方へ
楽曲解説
抗うことのできない流れの中で、人は幾度も立ち止まり、また歩き出す。 理由のない痛みや、名前をつけられない感情を抱えたまま。 濁る月の下、遠ざかる声と心臓の音だけが確かに残る。交わされる「バイバイ」は、別れでありながら、終わらせることのできなかった想いの証でもある。 微温い風に混ざる記憶は、甘さと苦さを孕み、今も胸の奥で形を変え続けている。 失ったものと、いつの間にか得ていたもの。 その境界は曖昧で、気づけば人は“誰か”の面影を探している。 それが幻であっても、仮初であっても、確かに日々に色を与えていたことだけは否定できない。 正しさはまだ遠く、答えは濁ったまま。 それでも恨みと愛情は同じ場所から滲み出し、消えることなく彷徨い続ける。 サウンドは静と動を行き来しながら、感情の揺らぎを落とし込んだ。 歪んだ音像と繊細な旋律が交錯し、心臓の鼓動のようなリズムが静かに追い立てる。 沈み込む低音、張り詰めた余白。 そのすべてが、言葉にならない記憶や感情を浮かび上がらせる。 これは、終わらせられなかった感情と共に生きるための歌。 名もない想いが、静かに形を持ち始める瞬間を切り取った一曲。
アーティスト情報
キャッチーなサウンドとリアルな感情表現で歌う、神奈川県横浜市出身の3人組バンド。 2024年に結成され、楽曲制作を中心に活動している。 Vo. 久保貴紀 Gt. 谷川俊太 Ba. 山﨑海斗










