このアーティストのライブ情報
歌詞
作詞:Watana Besta SOCIAL club
作曲:Watana Besta SOCIAL club
nemo 甘くむせ返るような 情熱に身を纏わせて 汚れても構わない しゃがみこむ朝が白々と笑って見えた 些細な脇道さ 今日は何者になれるかな 乱れている呼吸を 溜息で誤魔化し 但だ、目を閉じる 青く透ける 肌の白さに 共存する秘密と無垢が 手招きする歪んだ未来へ 僕らを飲み込むように揺れた 愛はどこにある 確かめようもなく 人知れず満ち欠けを繰り返し 水を乞う魚 辿り着けるかな 何者にもなれず朽ち果てる せめて今はこの世界を 愛でていたい 独りじゃ触れない 優しさも愛も嘘も 静けさの宇宙で 寄り添い合い眠る 君は何思う 夜の淵に響くクラクションに そんな余韻さえかき消され 薄れてゆく意識と 奥に沈んでしまいそう 裸眼ではもうその輪郭に 焦点が合わなくて ぼやけた くり返す鼓動に 限りがあるように やがて幕が降りる物語 魂に宿りし この夢幻 君という熱に魘される 束の間でもその世界に 居させてよ 不甲斐なく とりとめもない 初めから終わりを見てたね 上下する胸の稜線を 辿って滑落したあの日から 愛はここにある 確かにそう思う 誰にも触れさせたくない その柔らかさも そのたおやかさも ともすりゃこの身さえ燃え果てる あわよくば残るその灰を 飲み干して せめて今はこの世界を 愛でていたい
楽曲解説
ラテン語の"何者でもない"を意味する今作の「nemo」は、ラブソングでありつつも、 夜と朝の狭間でぼやける自分自身の存在意義を自問する心を謳った デビュー13年目を迎えるWatana Besta SOCIAL clubの新境地と言える楽曲となった。 今作も作詞・作曲ともにWatana Besta SOCIAL club自身が手掛け、 編曲にはKinKi Kidsや中森明菜、川嶋あいなどのアレンジャーとしても知られる森田"Johnny"貴裕氏を迎え、 R&Bやヒップホップをベースとしたビートに、ホーンセクションやEditされたアコースティックギターの音色が絡み合う、 都会的で上質なサウンドに仕上がっている。 またアートワークでは写真撮影をA-Co、デザインをWatana Besta SOCIAL club自身が手掛け、楽曲の世界観が色濃く現れたこれまでの作品にない前衛的なビジュアルとなった。
アーティスト情報
北海道江別市出身シンガーソングライター。江別の観光特使も務める。甘くどこか切ない歌声とポップスをボトムにロック、ジャズ、カントリーなど様々な音楽性を織り込んだ高いソングライティング力で、音楽ファンのみならず業界にもファンが多い。 CMソング、ラジオジングル、楽曲提供など作家としての一面も持ちつつ、近年では自身も映画出演やCM出演するなど多岐に渡り幅広く活動している。












