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作詞:Kan
作曲:Kan
重なり合った影がすぐにほどける街 茜色に消えてゆく風 まだ何も見えないまま太陽は沈んでゆく この夕暮れの隙間で涙色に染まりゆく どこから見ても空はおんなじ色のはず なのにどこか冷たい温もり ただかけちがう想いが重なり合うこの街で 僕は息をしてるだけただそこを漂うだけ 小川の片隅で小さな花が揺れてる 風に逆らいもせずに待ちわびるは宵の雨 目に見えているものは一つじゃないからさ 温もりに気づけないと言い聞かせて 歩いても歩いても、それでも歩いても 思い出すはふるさとの風 誰かの優しさが絶えず守ってくれると いつかの僕は信じた何一つ知らないまま 分からず屋な心から小さな声で叫んだ 僕はここで生きてると大切なもの抱えて 雨に流されてくプライドに手を伸ばした 風が吹けば飛びそうなうぶな夢守るために 癒えない悲しみを押し殺した悔しさも 救われると信じたいこの胸に手を抑えて 重なり合った影がすぐにほどける街 茜色の空と行き交う人
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