歌詞

作詞：おはなみ

作曲：おはなみ

抜けるような空を背に あなたは手を振っていた 何にも言えやしない僕には　 ただ眩しすぎた景色だ 閉め切った部屋に斜陽　 くしゃみの度　隙間風 あなたが飾った花だけが 残されたからだろう どうしたいわけでもないから こんな言葉は隠しておくよ 足枷にさえなれない声は 内側で響く音になれ 今　ささやかな唄 あなたには届けない魔法 どうか　ただ　その笑顔が できるだけ続く　そんな場所まで リラの花が咲いた この胸に溢れる青を　 掬い取って飲み干した 前だけを向いて　あなたは行く 気付いてほしいだなんて わがままに気付かないでね そうなったところでどうにかなるとも 思っちゃいないんだけどさ 　　 懸命に進む　その足は 擦り傷を作っていくだろう 慰めにさえなれない声は 他人事のような唄になれ あなたを打つ雨が あなたを焼く日照りが 目の前の道を作るよ 大丈夫　あなたは強い人 あなたが笑うから 隙間風が吹いて あなたが笑うから 今日も部屋は寒くて あなたが笑うから 僕もきっと笑うだろう 全部　あなたのせいなんだ 今　ささやかな唄 あなたには届けない魔法 できるなら　欲張れるなら 覚えていてほしい　それだけでいい リラの花が咲いた この胸は　まだ青いまま いつまでも眩しいのだろう 大丈夫　あなたは強い人 あの空を背負い　あなたは行く リラの花が咲いた