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「セプテンバー」は過去作に引き続きドリームポップ/シューゲイズの影響を色濃く打ち出した一曲。空間的なコードワークに繊細な歌声で綴られる日本語詞が溶け込む、涼しげでノスタルジックなミドルナンバー。
作詞:アベシュンスケ
作曲:アベシュンスケ
吸い込んだ九月の風に 夏の匂いが混じっていた 言い淀んだことば、全部 体温で溶けてしまう。 「このまま何もかも間違えていようぜ」 なんて、くだらないことを考えてる。 窓際、カーテンを伝う 午後の光が揺れている おもわず可笑しくなるような、 なぜだか涙が出るような、 心をあたためて。 日が短くなるのが 堪らなく寂しいと思った ずっと昔の会話を 思い出したりした。 「このまま何もかも無くなっちゃえばいいね」 くだらないことを考えてる。 真夜中、彩度を奪う 街並みが網膜を揺れている 「そばに居てくれるなら、後は何だっていいや」 そんなことを考えてる。 いずれ朝が来て、 毎日が続いていく いつものように笑って、 いつも通り生きていよう。 吸い込んだ九月の風に 夏の匂いが混じっていた 言い淀んだことば、全部 体温で溶けてしまう。
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