歌詞

作詞：ノサキ

作曲：ノサキ

一つになれた気がした時に 大切なものを失くしたと思い知ったんだ 窓辺が次第に明るくなる 小さな寝息を肌で感じながら このまま目覚めずに眠り続けたらば 御伽噺みたいなのにな 心を交わすことはその実、簡単なことで 頷き続ければいい 笑顔の下に浮かぶ素顔は 「嘘つきめ」と泣き続けてるのにね 深く息を吸い込んでから 心臓の音を聞いていた 夜の明けぬことがないように 君と僕にも朝が訪れるだろう 目覚めた時に何て言えばいいのか 分からないからまた笑うんだ 例えば道がいくつも伸びて 手を伸ばす先に幸せがあるとして 君は何を選ぶだろう、僕は何を選ぶだろう 悲しいね、同じ人間なのに 君が思う正しさだとか 僕の見る景色の色は違うだろう 分かるだろうか　 ……分かるわけがないよな 僕は僕で、君は君だから 鮮やかに咲く花は何を思うだろうか また麗しく咲いて幸を運ぶだろうか 朝日が射し込んできた 僕は息を止めてる 目覚めないでくれ　御伽噺のままで 君が君であり続けたら 僕が僕であり続けたら 悲しみの朝を乗り越えられたら 慈しみの夜に咲く花になれるだろうか 月の下で咲く君はきっと 朝日の下で微笑むべきだから 泣かないでくれ 君は君のままで、僕は僕のままであればいい 「おはよう、おはよう」 笑う君が僕に囁く 流れる涙を拭きもせず 「おはよう、おはよう」 僕も君へ微笑み返す 素顔のまま君を見つめて 今、夜が明ける