歌詞

作詞：ノサキ

作曲：ノサキ

「あと少しで世界は僕のもの 　支配者になったら何をしようかな 　洒落たお城を建てて、薔薇の庭園をつくって 　王様の席に腰かけるんだ」 ……なんて、下らないことを考える 君は笑ってくれるかなぁ 例えば明日、世界が亡びても 僕は構わないし嘆くこともないだろう でも、きっと君は泣きじゃくるんだ 傍らに咲く花を優しく抱きしめながら ああ、やっぱり……亡びてもいい 君のその姿を誰も知らなくていい 零に染まれ　全て掻き消してくれ 何もいらない　いらない 僕と君の二人だけでいい 雨の中で花を愛でて笑う君の背中を 世界の誰一人も知らなくていい 君の中に咲く花の色はきっと 優しく、儚く、慈しみに揺れるピンクだろう 僕の中に咲く花の色はきっと 黒く濁った、傷つけるだけの悪の花 君の好きな色や形を想う 僕はきっと、君のことを何一つ知らないけど ほんの少しだけでも君が微笑むのなら ただ、それだけで　 それだけでいい 零に染まれ　全て掻き消えてくれ どうか、ずっと、君が幸せであり続けられるように 雨の中で泣き続ける君に花を贈るから その涙を掻き消す為に 全て、零になれ