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ウクライナロシアの戦争が始まったか始まっていないかという瀬戸際の時に作った曲です。ニュースを見た時、その時は心を痛めますがすぐに忘れてしまい生活に勤しむ。また傷んでは短編小説の中盤のように忘れ、生活に勤しむ。そんな二つの乖離した感情を曲にしました。
作詞:寄木秋金
作曲:寄木秋金
窓越しの桜は白かった。 それは満足そうに咲いていた。 春風が少し冷たくて強い。 名前はいいが邪魔だった。 夏には花火、秋には紅葉 期待する期間が醍醐味だ。 四月の駅前は何だか盛り上がっている。 見えない希望に期待しているように 無理やりエゴを練り込んだように あの人の目が光っているように見えた。 いや、確かに光っていた。 電球を両目に捻じ込んではめていた。 家のチャイムが鳴った。 あの高音は嫌に耳障りだった。 壁だけが楽しそうに反響していた。 そのまま眠りについてやった。 夢では誰かとヤッた。 背景を思い出したくなった。 白い壁をずっと見ている。 壁紙の奥を見たそうだった。 気持ちだけが大気圏へ飛び立った。 大気圏がどこかも分からないまま。 どこかで戦争が起きていた。 人がたくさん死んでいた。 死んだ少女に同情した。 明日にも忘れているのに。 神様なんていないと気づいた。 もしくはアダムと共に死んでいた。 読めていない小説の途中では 二人がずっと気まずそうだった。 外は少し寒かった。 月の匂いがした。 そろそろ蝉も鳴いて 憂鬱に思う時が来て 五分後には全て忘れていた。 短編小説の中盤のように。
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