
歌詞
作詞:Tiroru
作曲:Tiroru
ほころびの中で まつ毛越しの夢 読めない手紙に 波打つ肌 「さみしいの、私」 (歩き出してるけど 同じ瞼で見えない…) 縋り付く季節 麻酔を飲み干して 途切れぬ明日に 記憶の気配 朝が来ていたから もう一度目を閉じたら きみはいつしか映画の中のひと 忘れないけど 比べたい声 違うだけの場所から見ているわ 身体のまえで なにも愛さないで 朝食をすます あのイメージ ほころびの中で まつげ越しの夢 わたしの恋した 季節にいて 悲しいの、わたし いきていくことが! (終わり、降る季節 絆される身体) うれしいの、わたし 眠りたい日々が 薬みたいに砕かれるのが 疚しいの、わたし いきていることが 終わらない食事に 耐えかねるみたいで 悲しいよ、わたし 古ぼけた部屋で 止まない電話に 裏返る海
楽曲解説
1stEP「汽笛の海」で「生活者としての自己の統一」を示してから1年半。さらに深い海の底を舞台に、他者の存在を自身の日々に宿しながら生き続けていくことと、その転倒を静かに紐解いていく、8分弱の長大な独白。 アートワークはソロプロジェクトゆうさりを中心に活動する新川莉子。海底と鉱石をイメージに、音のテクスチャに寄り添う。
アーティスト情報
2004年生まれ 茨城県出身 シンガーソングライター アンビエントやエレクトロニカ、ジャズの影響を軸にしつつも、私小説的な詞とメロディアスな歌でポップソングの表皮を纏う。ライブではエレクトロの実験性と歌を同居させたTiroru(solo set)やスリーピース編成で楽曲自体をタイトに表現するTiroru(band set)、そこにピアノやサックスを加えてフリージャズ、アンビエント、ポップスを軽やかに、そして重厚に横断するTiroru(ensemble )など、様々なテーマに沿った形態で演奏している。 2024年2月にはEP「汽笛の海」をリリース。2025年はベルリンアニメーション映画祭のトレーラー/オープニング映像の音楽を担当。同年シングル「seabed」をリリース。











