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極彩色のプール・サイドではかつて、首筋を這う蟻のようなスピードでゆっくりと物語が進んでいた。本当のことを言うと、「次逢えるの、二学期だね 楽しみだね」と言って去っていったプールガールの名前は「なずな」であり、「詠一」でもある。今では銀鼠のコンクリートに苔生す場所にふと吹く風の 生暖かさだけを頼りに、タイム・マシンに乗り込むことにする。 , ɴᴇᴡ ᴀʟʙᴜᴍ 2022 cider91.tokyo@gmail.com “Pains” https://cider91.com/pains Twitter: https://twitter.com/cider91_tokyo
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