歌詞

作詞：松田 淳平

作曲：松田 淳平

降りしきる雨の中を 佇きながら佇む あなたに傘をさしたい どうかこの歌を聴いてほしい 「嗚呼あの頃は良かったな」誰もが思い馳せはするけど 唯、それを繰り返すだけ 皆徒らに歳を重ねる なんてことないありふれた出会いはやげて時を経て 涙なしでは語れない 別れに形を変える 朝靄に露おちる 癒えない傷も負った 兎走烏飛の日々 飾られた言葉よりも 泥濘に確と残る あなたのその足跡に 何より胸を打たれる 疲れ果ててへたり込んだ 気つけば何も見渡せぬ荒野 何がやれるでもないなら 何もやならいことを楽しもう 相変わらず時間だけは 素知らぬ顔して通り過ぎてく たまには荷物を枕に 揺蕩う雲を眺めよう 可惜夜に星が降る 心地よい夜の風は 明日に向けて吹く 飾らないその笑顔に何度助けられただろう? 土砂降りのその後には眩い陽が昇るだろう 雨雲など払えない頼りない僕だけれど 笑顔の陽が昇るまで 共に涙を流そう 野晒しにされたままで朽ち果てた理想よりも あなたが今踏み出した 一歩は何より尊い 雨上がり虹がかかり 足跡は絶えず残り あなたの生きた証はこうして刻まれていく ほら、もう傘はいらない 眩いあなたの笑顔に照らされて